今月のこんにちは

  • ラベルの文字は奥様の書「九品仏」。
  • ご夫婦そろって仲よくインタビュー にお答えいただきました。

九品仏駅を右手にでて約1分。創業63年の酒屋さん。

良いお酒と良いワイン。お酒の楽しみ方を提案してくれるお店。

お店の紹介をお願いします

昭和31年の12月15日に父が始めました。お陰様で今年で63年目です。最初は、今ファニー興産さんのある角やっていたんですけど、2012年3月16日にこの場所に移転しました。

仕入れで気をつけていることは?

自分たちで味見して美味しかったものを仕入れるようにしています。味見していないものを仕入れるときは信頼できる造り手さんや問屋さん、インポーターさんの話を聞いて決めています。また、お客様のご希望に合わせたものを仕入れる場合でも、常に良いものを仕入れられるように気をつけています。

お薦めは何ですか?

日本酒は、「七田」「鶴齢」を中心に季節商品を含め、幅広く扱わせていただいています。「ひやおろし」や「しぼりたて」など各蔵元さんから毎月いろいろな商品がリリースされているので年間を通して日本酒が楽しめます。

ワインは、飲み心地よく、酔い覚めのよい美味しいものをおすすめしたいと思っています。自ずと「自然派」と呼ばれるワインが多くなっていますが、その中でも「酸化防止剤」などの添加量にもこだわる「ナチュラルワイン」もご用意しています。

日本酒「九品仏」を造ろうと思ったきっかけは何ですか

以前、等々力通り沿いにあったローソンさんで働いていた方がうちとは別の蔵で「九品佛」っていう旧字の「佛」という字を使ったお酒を出していたんですがやめられて。うちも造りたいね、っていう時にたまたま問屋さんから提案があって、いろいろお話しして今の日の丸醸造さんに決まったんです。お陰様でお酒の評判も良く好評をいただいています。

ワイン会はいつ始めたんですか

月末に3種類のワインの無料試飲を15年ぐらいずっとやっていたんですね。ただ、ここでワインだけ試飲していただいてもワインの第一印象しかお客様にはお伝えできなくて。これも美味しいんだけど、その魅力をやっぱり食べ物と一緒にお伝えしたいと思っていたんです。

それではじめは、部屋を貸してくださる方、料理をお願いできる方とご縁が合ったのがきっかけで、そこでワインと一緒にお料理を食べるとこんな感じですよ、っていう勉強会を始めたんです。ワインの印象も変わるしマリアージュってこういうものなんだろうか、ということをお伝えしたくて始めたんですね。それを何回か続けたんですけど、色々考えてこのお店で皆さんにおつまみを持ち込んでいただいて開催する今のスタイルになったんです。もともと、ここに移転したときに、ちょっとした会ができるようなスペースがとれるように設計してもらったので、それを活かしてここでやることに決心したんです。

それで日本酒もっていう声が出てきたので重い腰を上げたっていうのが、日本酒の会です。僕はあんまりしゃべるのとか得意じゃないので(笑)。でも、お客さんにこういうのをお伝えしたいっていう気持ちが勝っているっていうか、しゃべるのが下手でも(笑)
で、今度は普通の日でも呑めるところがって、だんだん進化して有料試飲というカタチで、まだちゃんと稼働していない感じですけど試行錯誤中です。

今凝っていることは?

最近、古墳面白いなぁー、と思っています。例えば、坂の上から下を見ると今は川とか見えないですけど大昔の人はそこから川を見たりしたんだろうなぁ、とか広い景色を見ていたんだろうなぁとか考えるとロマンを感じます。

年末年始のお薦めは?

日本酒は絞りたての新酒の生酒や、お正月用のお酒も出てきます。お正月のおせち料理とかお刺身とかそういうのに合わせるんだったら大吟醸がお薦めですし、冬の煮物だと純米酒がいいかと。

ワインは、寒くなってくるとお料理もビーフシチューとかちょっと濃い目のお料理に合わせてフルボディの赤ワインがお薦めです。また、クリスマス、お正月に向けてスパークリングワインがお薦めです。シャンパーニュはお手頃品もございます。配達も承りますので、お気軽にご用命ください。

お薦めのお店は

毛利豆腐店さん。お豆腐が美味しいですよ。

店舗情報

旭屋酒店

電話番号 03-3701-2544
営業時間 10:00 - 20:00
定休日 水曜日