今月は「秋まんきつ特集号」といたしまして食と芸術が楽しめるお店を2店舗ご紹介いたします。
瞬く間に冬になってしまいそうな肌寒い日が続いていますね。残り少ない秋を芸術と食が楽しめるお店でゆったりと満喫してみてはいかがでしょうか。
まずは、2014年に学芸大学駅前商店街から移転オープンされたTOBARIER GALLERY & CAFEの戸張さんにお話しを伺いました。
「主に現代アートの絵画と工芸作品の企画展のみを開催しているギャラリーです。店名の由来はオーナーの姓とアトリエをミックスしたものです。併設のカフェでは作家さんとゆっくりお話しすることもできますし、土日限定のバリスタが淹れる本格的なコーヒーもご提供しています。カジュアルで明るく入りやすい雰囲気作りを心がけています。絵画に関する知識の豊富なお客様には作家さんによる製作資料をご用意しておりますが、どなたにでもアートの楽しさに触れていただけるよう、作家さんの人となりや作品のエピソードなどを中心にご紹介しています。近隣の方には、様々な作品との出会いを体験していただけるよう毎月お寄りいただくことをお勧めしています。」
展示を企画する際に大切にされている事もお聞きしました。
当ギャラリーで展示される作家さんは国籍や年齢を問いませんが、皆『プロとしてアートと仲良く生きる人』です。展示方法やレイアウトは、各々の個性が出るよう自由にしていただいています。ご紹介する作品はお手頃な価格帯とサイズのものが中心ですが、数年後には価値が出る原石を発掘する場としても楽しんでいただけると嬉しいです。お客様の多くは作家さんのファンの方ですが、外からでも展示内容が変わったことがわかりやすいのでお散歩やお買い物の途中でお寄りくださる地元の方も年々増えている気がします。SNSなどで知って訪ねてくださる方も少なくないのは、時代だと思います。
秋におすすめのカフェメニューをお教えください。
エチオピアの『ゲイシャ』という珈琲がおすすめです。あちこちをご覧になっていらした方にはプチガトーを添えてお出しいたしますのでお伝えください。
次は2017年9月にオープンの O RESTO la med.の三浦さんにお話しをお伺いしました。
「九品仏は母親の実家のあった場所で幼い頃から慣れ親しんだ場所です。昔は、環八沿いの中華料理店の豪華飯店によく行きました。美味しい食事と空間を求めた地元の人達の集う素敵な店だなといつも思っていました。そんな良いイメージのある九品仏なので、料理のジャンルは地中海料理ですが、お酒と食事を気軽に楽しんでいただけるよう、豪華飯店のような愛されるお店作りを心掛けています。料理の品数は比較的多く、タパス料理だけで約30種類あります。定番メニュー、味の想像がつくメニューもあれば、変わった食材、難解なネーミングのメニューもあったりしますので味の想像のつかないものがございましたら遠慮なくお尋ねくださいね。お店のメニューは全ておすすめなので、お客様の好みや飲まれているお酒に合うお料理のご提案も希望に応じて行っております。」
メニューを考える際に大切にしている事をお伺いすると
お客様に気軽に様々なメニューを楽しんでいただきたいという想いから料理の販売価格を抑えているので、自然とその時市場に多く出回る旬のものを取り入れています。高価なものは、仕入れる量、産地などで価格をコントロールしています。なのでメニューはその時のお楽しみという事になります。変わった食材、例えば鯨やナマコ、ホヤ、クラゲ、あん肝などもタパス料理で提供することもあります。メニューは、2〜3日で変更になるものもありますね。
よくいらっしゃるお客様についてもお伺いしました。
お客様はやはり地元の方が多いですね。また、優しい方が多い印象があります。誠実であることを心がけて仕事をしていれば、リピーターになって応援してくださるので、やりがいを感じています。
いかがでしたでしょうか。
本格的な冬が来る前に秋を楽しく満喫して新しい季節を迎えたいですね。
電話番号 03-3702-7325
営業時間
12:00 - 18:00
定休日 月・火・水
電話番号 03-6809-8119
営業時間
11:30 - 15:30 / 17:30 - 22:30
定休日 水