今回は「ヤマカワラタン」営業推進部の尾形さんに取り扱っている家具の特徴やお店についてお話を伺いました。
全国でも数少ないラタン:籐(とう)家具の専門店です。「ヤマカワラタン」という名前の由来は創業家の山川家の名です。この家の息子の一人、山川譲がデザイナーとなって家業を大きく発展させました。山川譲の作品はもちろん、ミラノサローネ(注)にも出品した新しいデザインの家具も数多く取り扱っています。
創業は1952年ですが、今までの長い間に何度か移転を行っていて、九品仏にショールームを開いたのは2017年になります。その前は代官山の商業ビルにショールームを構えていましたが、主力商品のひとつである座椅子などを展示するのには和室があるほうが良いので、和室のある戸建ての物件を探していました。
今の場所に来たのは、展示にちょうどよい物件があったということもありますが、九品仏の街の落ち着いたイメージが弊社の商品イメージに馴染んでいるように感じたことも大きな理由です。
家具を見にいらっしゃるお客様は、目の前の家具を見ながら、実際にご自宅にこの家具を置いたときにどうなるのか、家族は気に入ってくれるかどうか、など、頭の中で想像して思案されていることが多いですので、一方的に説明するのではなく、お客様のご希望やイメージを伺い、ご検討の助けになるような情報をうまくお伝えできるように心がけています。
弊社の商品はタイムレスなデザインのものが多く、長い間使っていても時代遅れになりません。何十年も前に弊社の家具を買って下さったお客様が、同じ商品を買い替えにいらっしゃったりもします。一つのものを愛着を持って長く、大切に使ってくださるお客様が多いですね。九品仏のまわりにもそんな古くからのお客様がたくさんいらっしゃいます。
おすすめは、やはり『ハンギングエッグチェア』です。デンマークのデザイナー、ナナ・ディッツェルが1957年にデザインした椅子です。
天井から吊るすか、スチールスタンドを使用して吊るして使用するので普通の椅子やソファと違った座り心地です。少し大きいのですが、卵型の椅子にすっぽり入るかたちになるので、ちょっとした個室感があり読書など落ち着いて集中したいときにはぴったりです。屋外で使用できるモデルもあるので、お庭でゆったりと過ごす際のお供にもいいかもしれません。
最近ひそかに趣味としてやっているのは、ゆるキャラを描いて応募することです。ゆるキャラの公募は意外とたくさんあって、誰でも応募できるものも多いので、好きに描いて送っています。実は夫も知らない秘密の趣味です。
家具のショールームなので、たまに家具の部品を交換したりすることがあるのですが、そんなときにリフレワタナベさんでネジや工具などをいろいろ調達させて頂いています。大きなホームセンターへ行かなくてもほとんどの用は足りてしまう驚異の品揃えです。あとお店ではないですが、よく利用する九品仏郵便局のスタッフの皆さんが、親切かつ丁寧なので、おすすめの郵便局ですね。
(注)毎年4月にミラノで開催される世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市」の通称。正式名「Salone del Mobile.Milano (サローネ・デル・モービレ・ミラノ)」。
ヤマカワラタンジャパン Webサイト
https://www.yamakawa-rattan.co.jp/
電話番号 03-5758-2577
営業時間 10:00 - 18:00
定休日 日曜日・祝日